望ましい人手不足

 健全に成長している経済というのは、労働生産性も賃金など労働条件も低い部門・事業から労働者が、それらが高い部門・事業に移動していく。それによって、平均労働生産性、平均賃金など労働条件が向上していく。

 労働生産性も賃金など労働条件も低い部門・事業が人手不足にならない経済というのは健全ではない。政府は、そのような部門・事業の人手不足は放置しておくべきだ。労働生産性を高め、賃金や労働条件を引き上げようという努力の支援は別として。人手不足がどこで起こっているかの見極めが大事だ。

 
 
 
 
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